冬のイエローナイフでのオーロラ鑑賞

冬のイエローナイフでのオーロラ鑑賞

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 人生で一度は見たいオーロラ!イエローナイフでのリアルな体験をもとに、観測方法・準備・費用などをわかりやすく解説。

 Hi, there Umiです!
 初めて見たオーロラは、写真で見るよりもずっと迫力があって神秘的でした。

 訪れたのは、カナダ・ノースウエスト準州のイエローナイフ。

 オーロラ観測率90%以上と言われるこの街で、どんな準備をして、何を感じたのか。この記事では、実体験を交えながらご紹介します。

1. なぜイエローナイフのオーロラが特別なのか

 カナダで人気なオーロラのスポットといえば、イエローナイフとホワイトホースと言われています。 

 今回私はイエローナイフを選びました。
 理由は、「鑑賞確率の高さ」です。2泊3日で言った場合約98%、一方ホワイトホースは約90%以上といわれています。せっかく行くなら絶対に見たいという理由でイエローナイフに行くことを決めました。

2. 何泊するのがベスト?

 3泊4日です。私の場合、金銭面で2泊3日しましたが、2回しかチャンスがないということで、一日目は鑑賞できなかったためとても焦りました。
 ツアーガイドさんによると、見れないときは5日間連続で鑑賞できないときもあるということだったので、少しでも鑑賞できる確率を上げるために3泊4日をおすすめします。

3. ツアーに申し込むべきか?

 ツアーに参加することをおすすめします。その理由は2つあります。

 まず1つ目は、オーロラの観測地が市街地から離れていることです。街の明かりが多い場所ではオーロラが見えにくくなってしまうため、観測に適した場所は郊外にあります。ツアーに参加すれば、そうした光の影響が少ない場所まで案内してもらえるので、より美しいオーロラを鑑賞することができます。

 2つ目は、防寒着の貸し出しがあることです。多くのツアーでは、ダウンジャケットや手袋、ブーツなどを貸し出してくれます。イエローナイフの冬は平均気温がマイナス30度近くまで下がるため、一般的な防寒具では寒さをしのげないことが多いです。現地で防寒具を借りられれば、オーロラ鑑賞のためだけに購入する必要がなくなり、荷物も少なくて済みます。

4. 何を持っていけばいい?

 通常の荷物にプラスして、持っていくと便利なアイテムをご紹介します。

1.カイロ(貼らないタイプと足元用をそれぞれ4セット)
 オーロラ鑑賞時は長時間屋外で過ごすため、カイロは必需品です。貼らないタイプや足元用のカイロがあると、冷えを防ぐのに役立ちます。ただし、カイロを大量に持ち込むと空港で没収される可能性があるので、持っていく数には注意しましょう。


2.マフラー
 私が参加したツアーでは、マフラーは貸し出しに含まれていませんでした。防寒具の貸し出し内容はツアーによって異なるので、出発前に何が含まれているかをしっかり確認しましょう。


3.保湿クリーム
イエローナイフの冬は非常に乾燥しており、静電気が起きやすい環境です。私自身も、何かに触れるたびに静電気を感じるほどでした。肌の乾燥を防ぐために、保湿力の高いクリームを持参し、こまめにケアすることをおすすめします。

5. 実際の費用感

 私の場合、航空券は出発の3週間前に購入したため、料金が割高になってしまいました。できるだけ早めに購入することをおすすめします。

 また、行きのフライトではフレア航空を利用しましたが、荷物の制限が非常に厳しく、オーバーしてしまったために約7,000円の追加料金がかかってしまいました。荷物の規定は事前によく確認しておくと安心です。

旅行全体にかかった費用は以下の通りです。

  • 航空券代:約60,000円
  • ツアー代(宿泊・防寒具レンタル・犬ぞり体験・空港送迎込み):約66,000円
  • 食費:約15,000円

 合計:約141,000円

6. オーロラ以外に楽しめること

 イエローナイフではオーロラ以外に楽しめることがあります。私が経験して良かったと思ったことを紹介します。

1.犬ぞり体験
 凍って雪で覆われた雪の上を犬ぞりを体験することができます。この犬ぞり体験はツアーに含まれていました。


2.一部地域でしか味わえない食材を楽しめる「Bullock’s Bistro」
 イエローナイフで有名なレストラン「Bullock’s Bistro」に行きました。ここでは、その土地ならではの食材を使った料理が楽しめます。
 私がいただいたのは、北極イワナとバッファローステーキ。
 北極イワナは、サーモンとトラウトの中間のような魚で、サーモンよりもあっさりとした味わい。とても上品で食べやすかったです。
 バッファローは、牛肉に近いけれど癖がなく、柔らかくてジューシー!どちらも本当においしかったです。お店は中心地から少し離れていますが、天気の良い日には散歩がてら歩いて行くのもおすすめです。


3.凍った湖
 私はレストランから市街への帰りにたまたま拠った凍った湖が神秘的で心に残っています。雪質は日本とは違いサラサラで風が吹くときらきらとなびいてとてもきれいです。湖の上のため、木もなく開けていてとても不思議な感覚になりました。


4.Visitor Center
 ダウンタウンに位置するVisitor Center
 ここでは、訪れた記念として無料でバッジとポストカードがもらえます。さまざまな種類のスタンプが置かれていて、私はその中からお気に入りのスタンプを選んで、もらったポストカードにペタリ。旅の思い出を込めて、日本にいる家族へ送りました。
 ちょっとした寄り道ですが、旅の記念にぴったりのスポットです!

7. まとめ

 今回のイエローナイフの旅では、犬ぞりやご当地グルメなど、ここでしかできない貴重な体験をたくさん楽しむことができました。大自然の中で過ごす時間は、日常を忘れさせてくれるような特別なひとときでした。

 ただ、気になった点を挙げるとすれば、街中にはホームレスの方が多く見られたことです。遅い時間の外出は避けるなど、行動には注意が必要だと感じました。

 それでもしっかりと安全に配慮しながら旅をすれば、イエローナイフは本当に魅力的な場所です。大自然と静けさを求める方には、ぜひ一度訪れてみてほしい場所です。